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遺跡の分布調査(28)

下小鳥ダム
写真1 下小鳥ダム湖:遺物採集場所
打斧など
写真2 明ケ瀬遺跡で採集しました。縄文時代の数千年前の遺物です。

写真1は令和6年9月2日:飛騨市河合町の明ケ瀬遺跡の様子です。
右側の奥に水没した旧河合村保地区とダム堰堤があります。
写真2の①は下呂石の破片(石器製作時の残カス)、②は掻器(刃状の石器)、③は下呂石の石鏃(矢じり)、
④は打製石斧、⑤は縄文土器です。 (I.I)

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遺跡の分布調査(27)

寛永通宝
写真1 御母衣ダム湖の赤谷遺跡にて採集した寛永通寶
古銭
写真2 採集した古銭3枚。

写真1:令和6年10月2日に採集した貨幣3枚は数メートルの範囲での出土であり、六道銭(ろくどうせん)の可能性があります。
六道銭とは「死者の棺の中に入れて置く六文銭のこと。俗に、三途の川の渡し銭」といわれます。
写真2の洪武通寶(こうぶつうほう)は中国の明(みん)の太祖洪武帝「1328―1398年」の時に鋳造された銅銭。
室町時代、統一貨幣が鋳造されなかった日本へ輸入され、寛永通寶が鋳造されるまでの江戸時代初期まで流通しました。
通用しなくなった明銭や宋銭は六道銭として用いられました。(I.I)

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